年の瀬や 値上げラッシュに 対抗し
ふるさと納税で 必需品得る
『和歌の注釈』年末は、「ふるさと納税」の納付期限です。コロナ禍の巣ごもり需要の拡大で、全国の自治体がふるさと納税を受け入れた額は、コロナ禍前の2019年度に比べ2021年度は1.7 倍に増加しました。
ふるさと納税の返礼品といえば、スタート時から高級な肉製品や魚介類、フルーツ等の贅沢品が、人気を集めました。ところが、今年の春以降の値上げラッシュで、トイレットペーパーやティッシュペーパー等の日用品や、普段の主食の米、さらに食用油、調味料、ビール等々食料品、酒類を返礼品に、との希望が増えているそうです。ふるさと納税の返礼品は、生活必需品で、というのが今年のトレンドだそうです。世相を詠む一首です。
「ふるさと納税」とは、本来納めるべき税金の一部を、自分の故郷の自治体、または応援したい自治体に納める。その地方行政に役立ててもらう制度です。詳細は各自治体の広報等を参照してください。寄付した年の所得にかかる税金の控除等も所轄の窓口に問い合わせてください。
返礼品に対する希望品の変化に敏感に反応して、地元の特産品(農水産物、工業製品、その他)を幅広くそろえて、ふるさと納税の受け入れを伸ばしている自治体が増えています。
中には、観光地で「旅先納税」を展開する自治体も増えてきました。旅行中や出発前に、スマートフォンで手続きを済ませて、商品券をもらい旅先の現地で、宿泊、食事、レジャー施設、お土産品等の支払いができます。
詳細は、それぞれの実施している自治体へ問い合わせてください。