厳冬が 追い打ちかける ウクライナ
手をこまねいて 野望を挫けず
『和歌の注釈』2022年2月24日に始まったロシアのウクライナへの軍事侵攻は、9ヵ月になります。独裁者・プーチンの独自の歴史観、国家観による、理性なき暴虐非道な侵略戦争です。
攻防は凄絶を極め、ロシア軍による残虐行為に踏みにじられた、ウクライナの国土は、悲惨な修羅場と化しました。
アメリカ、NATO諸国をはじめ、日本も含め各国は、抗議、非難を繰り返すのみで、ロシアの暴挙を止める手立てを打てずにいます。見殺しに等しいといっても、過言ではないと思います。世相を詠む一首です。
厳しい冬は、ウクライナの人々にとって、さらに、最悪の試練となります。人類が大量破壊兵器(核兵器)を手にした上での、「三すくみ」状態の中で、その盲点を突いたロシアの侵略行為は、限りを知らずの感があります。
国際連合(国連)の機能不全気味な状況は、以前から懸念されていましたが、安保理常任理事国 5カ国の内のロシアの蛮行ですから、もはや、機能不全、脳死状態です。
人類が、ホモサピエンスを先祖として約20万年間、数々の試練を経験し、乗り越えてきました。家族を作り、仲間を作り、集団となり、さらに発展して国家を形成するに至りました。
幾多の殺りく、戦争を繰り返してきました。今の、この惨事を治める英知は、どこにあるんでしょうか。
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