2022/12/28

ライフ 2022.12.28 「手で文字を書く、筆をとる。」ということ。

 



暮れ間近 万年筆の ペン先を 

       洗い清めて 歳納めかな

            



インクを、本体吸入式


『和歌の注釈』インク吸入式の万年筆のメンテナンスで、ペン先、ペン芯に加えて吸入部(インタンク)も含めて洗浄しました。

 この暮れは、仕事納めもありませんので、万年筆のメンテナンスをもって、歳納めとします。近年はとくに、パソコン、タブレット、スマホなどを多用するあまり、手で文字を書く、表現する機会が少なくなりました。書いてもボールペンの使用が多いですね。


 私は、子供の頃から万年筆の書き味が好きで、ビジネスや、生活等でボールペンの使用が主な中でも、常にバッグに潜ませていました。今、愛用の万年筆は手にして、かれこれ40数年になります。良く馴染んでいます。

 インクは、一貫してブルーブラックを使い続けています。パソコンとかに入力するにしても、チョットした下書きや走り書きでも万年筆で書くと、何だかいい発想が浮かぶような気がします。勝手にそう思い込んでいるだけですけどね。

 和歌や俳句をひねる時は、とくに、万年筆が一役買ってくれます。ここぞ!!という時のたのもしい助っ人です。


 そもそも、万年筆の一番のメンテナンスは、毎日使い続けること、といいます。書くことでインクが潤滑に流れ、ペン芯とか内部でインクが固まるのを防ぎます。今回は、これといって区切りをつけることがないもので、「万年筆のメンテナンス」となりました。

 その情景を詠みました。

2022/12/27

ライフ 2022.12.27 「これで、一安心だワン。」






出掛け前 スリングバッグで スタンバイ

         気持ちは逸り せかすレオン



これに入って待てば、大丈夫


『和歌の注釈』レオンは、バッグが好きです。「お出掛けできる。」ためのアイテムとしてのバッグです。わが家の、レオン用のバッグは、写真のスリングバッグが2種類、キャリーバッグ、リックサック、カートと、色とりどりです。目的や用途(歩いて、車、電車、遠・近距離)によって使い分けます。

 出掛ける用意を始めますと、自分を連れていってもらえるのかどうかを、見極めるためにジーッと観察しています。アイコンタクトとか何かを察知すると、近くにあるバッグをあけろ!!とか、キャリーバッグが開いたままの場合は、サッサと飛び込みます。それとか、玄関に置いているカートに乗せろ、乗せろ!!とせがみます。

 スリングバッグを懸けているところに走っていき、ぴょんぴょん跳ねて、バッグを下ろしてくれ!!と、騒ぎます。仕方がないのでレオンを入れて、こちらの準備が出来るまで、玄関ドアの取手にぶら下げておきます。写真のようにです。

 

 こうなれば、間違いなく連れていってもらえることが確定した。と、一安心です。それでも、こちらの動き観察しながら「はやく行こう!!」と、大きな目で急かします。

 その情景を詠みました。 




2022/12/26

ライフ 2022.12.26 暗さも、寒風もなんのその!! 

 



日は落ちて 足元怪しい 散歩道

        暗さもなんのと レオンは駆ける



昼間だったらこんなぐあいです。今、まさに走る寸前です。


『和歌の注釈』今日の夕方のレオンの散歩は、日が暮れて夜になりました。結構明るい懐中電灯は持っては行くんですが、暗がりなんか気にせずに、サッサと前を走ります。

 暗くて撮影できないのが残念です。寒風とかも、なんのその!!です。おかげでこちらも、いい運動をさせてもらっています。その情景を詠みました。

2022/12/25

ライフ 2022.12.25 時間は瞬く間に過ぎ去りて

 



年の瀬や 歳月不待 終わりける



『俳句の注釈』今年も、6日を残すのみとなりました。「歳月人を待たず」ともいいます。年月、時間は人の都合などにかかわりなく、瞬く間に過ぎ去り、待ってはくれません。時は無常に流れます。古来よりの「時間をたいせつに」との戒めの言葉です。

その情景を詠みました。

2022/12/24

ライフ 2022.12.24 雲散霧消 


 


日常に 必然的や すべからく

      朝霜のごとく 消えにけり



『和歌の注釈』今、世間から距離を置いた生活です。時間は弱い風のように吹き抜けていきます。その中には、現役時代に付きまとっていた、必然、必然性、必然的や須らく(すべからく)といった方向づけや、結論付け、結果を求める。

 といったことから、無縁の空間です。日が昇るにつれて、草木を湿らしていた朝霜が、雲散霧消するようにです。その情景を詠みました。

2022/12/23

ライフ 2022.12.23 不要不急




窓外は 凍て空を舞う ささめ雪

        愛犬膝に 冬ごもりかな



『和歌の注釈』昨夜から降り始めた雪が約 5センチ程積もりました。不要不急の外出を控えています。コロナ禍で、すっかり聞きなれた言葉ですね。

 とはいうももの、朝晩の愛犬「レオン」の散歩は欠かせません。レオンは冬の寒さはヘッチャラで、積もった雪の上であっても少しも気にせずに、元気に走り回ります。細かい雪が強風に舞っている中を前をさっさと進み、時々振り向いては「もっと早く!」と催促されます。

 それ以外は、わが家では不要不急なんです。その情景を詠みました。

2022/12/22

ライフ 2022.12.22 冬至の朝は 

 



冬至朝 縁起担ぐや 小豆粥



小豆粥


『俳句の注釈』今日は冬至です。朝食に「小豆粥」を食べました。小豆のほのかな風味に、身も心も温まります。

 冬至に小豆粥を食べると邪気を払い、一年を無病息災で過ごせる、と伝えられています。無病息災といえば、私は今のところ基礎疾患もなく、一錠も薬を飲まないで済んでいる健康体です。この年になって幸いにです。


 昨日は、新型コロナワクチンの5回目の接種を、受けてきました。今朝は、肩と腕が痛いのと、微熱があってチョット頭痛もします。ワクチンも接種し、小豆粥も食べて、まずまずッてとこですね。

 その情景を詠みました。

2022/12/21

ライフ 2022.12.21 ふわっと湯気


 


湯豆腐の めがねを曇らす ふわっと湯気


『俳句の注釈』昨夜は、湯豆腐を食べました。温かい豆腐と柚子の薬味がマッチします。白菜とかの野菜も美味しさを彩ります。

 私は、元来豆腐といえば、木綿豆腐の硬さが好みでした。若いころ、妙にこだわって近隣の豆腐屋さんを訪ねては、「こだわり」の豆腐を探し廻ったことがありました。そんな中の一軒に「これだ!!」という豆腐がありました。

 その豆腐屋さんの店主がいうには「床に落としても崩れませんよ!」という究極の木綿豆腐でした。私は、喜び勇んで買って帰りました。


 と、ここまではよかったんですが、肝心なことをひとつ説明しておく必要があります。実は、かみさんが子供の頃から、豆腐といえば「絹豆腐」と育ってきているんです。もともと、私が豆腐の硬さにこだわっていることに、不評だったんです。

 結局、2度程買って鍋料理とかに使いましたが、いかんせん、わが家の力関係で「木綿豆腐」の使用は却下されました。


 以来、わが家で豆腐といえば「絹豆腐」が定着して30数年になります。私も、スーパーとかに買い物に行っても、何の迷いもなく「絹豆腐」に手を伸ばします。


 そんな我が家の、豆腐にまつわる一句でした。

2022/12/20

ライフ 2022.12.20 暦買う


 


年の瀬や 閑居ながらも 暦買う



『俳句の注釈』昨日、暦を買いました。昨年の暮れまでは、様々な企業のカレンダーが、使い切れないほどありました。今年は世間とのつながりがなくなりましたので、入手はゼロです。

 閑居な身なら暦とかは必要がないでしょうけどね。しかし、まだチョットは世間との接点がありますので、あまりズレましてもねェ。というわけで、かみさんと100均ショップに行って、アレコレ選んできました。

 考えてみましたら、この年になるまで、カレンダーをお金を出して買ったことはありませんでしたねェ。ズットもらうものだと思っていました。

 そんな情景を詠みました。

2022/12/19

世相を詠む さらに、過酷な試練のウクライナの市民 2022.12.19


 


今はただ 一日千秋 ウクライナの

        国土に平和と 市民の安息



『和歌の注釈』閑居な日々を過ごす、非力な身ながら思います。ロシア・プーチンの暴挙に対して、もっと声を上げなければならないと思います。

 ニュースを見ていましても、ロシアのプロパガンダがやけに強調されて感じます。マスコミの報道の姿勢にも起因しますが。

 一年近く月日が経過するにつれて、マスコミを含めて、感覚が鈍ってきていませんか?ウクライナの市民は、厳冬が加わってさらに、過酷な試練にさらされています。

 世相を詠む一首です。

2022/12/18

世相を詠む 忘れるはずないでしょう!! 2022.12.18


 


彼此と 思いあぐれて 日は過ぎて

       座して待ちても 日和は望めず



『和歌の注釈』ウクライナの情勢には、ニュースを見聞きするたびに、心痛みます。国際連合(国連)は、安保理常任理事国である5ヵ国の内のロシアの蛮行で、機能不全、脳死状態です。

 過日、ローマ法王が世界に向けて発したメッセージは、「ウクライナのことを、忘れてはなりません。」でした。

 忘れるはずないでしょう!!。世界中で固唾を呑んで見守っているんですよ。せめて、プーチンに対して、「即刻、ウクライナから立ち去りなさい!!」と、強く発してほしかったです。

 世相を詠む一首です。


2022/12/17

情景に一句 2022.12.17


 


雪曇り 稜線消えて 井原山



『俳句の注釈』福岡管区気象台によりますと、17日夜遅くから18日にかけて山地、平地ともに警報級の大雪になる可能性があるそうです。

 17日夜から冬型の気圧配置が強まり、九州北部の上空およそ1500メートルに、マイナス9度以下の強い寒気が流れ込みます。積雪は、18日夕方までの24時間に山地で10センチから20センチ。平地で3センチから5センチと予想されています。


 今朝のウォーキング中には、井原山など背振連山の稜線が白くかげり始めていました。いよいよ雪が積もるかな?。と思っていました。夕方04:00p.m. 過ぎには、井原山をはじめ背振連山はすっかり雪雲に覆われて、稜線も見えなくなりました。

 その情景を詠みました。

2022/12/16

情景に一句 2022.12.16

 




西の風 冷たく枯野を 吹き渡る



『俳句の注釈』糸島市は、福岡県の北西部に位置します。毎年この時期、西の風や北北西の風、北西の風などと西寄りの強い風とか、突風の吹き渡りが日常化してきますと、本格的な冬の到来です。

 今朝は、ほぼ西の風でした。その情景を詠みました。

2022/12/15

世相を詠む 2022.12.15 極寒のウクライナ 理不尽なロシアの攻撃で、電力ひっ迫、凍える市民

 




冬深し 想いを馳せる ウクライナ

        電力不足で 凍える市民



『和歌の注釈』ロシアのウクライナへの軍事侵攻に関しましては、当ブログ11月29日でも既述しました。限りを知らずの独裁者・プーチンの侵略戦争は止みません。策に窮するロシア軍がエネルギー関連のインフラ施設への攻撃を繰り返しています。

 氷点下のウクライナは、電力不足が深刻化し、市民は厳しい生活を強いられています。ウクライナの首都キーウで北緯50.45、日本の最北の市北海道の稚内で北緯45.41。キーウはサハリン北部と同じ位置です。東京は北緯35.69。福岡県糸島市は北緯33.33です。

 キーウに比べずっと南に住まいする私など、とても想像がつかないくらいの寒さだと思います。ウクライナ全土でも北緯44~52度の位置にあります。

 本格的な冬を迎えてさらに厳しさを増し、ウクライナの市民の過酷な生活状況は、極限に達します。


 軍事侵攻が始まって10ヵ月になりますが、相変わらず、アメリカ、NATO諸国をはじめ、日本も含め各国は、抗議、非難を繰り返すのみで、ロシアの暴挙を止める手立てを打てずにいます。

 いつまで、手をこまねいているんでしょうか。ちょっとした、武器供与したり、人権団体にノーベル平和賞を授与したくらいで、「お茶を濁す」では、何の解決にもならないはずです。「平和賞」は、紛争の解決や、平和を実現した後に授与するものではありませんか?。

 その世相を詠みました。


 

2022/12/14

情景に一句 2022.12.14

 




ちらほらと 初雪舞い散る 枯木立



『俳句の注釈』今日は、日本列島全域がこの冬一番の寒気に包まれました。糸島地方も気温こそ3~4度でしたが、体感温度はかなりの冷やかさでした。

 最初、小さな雨粒がパラパラした後、ほんのわずかでしたが、小雪がちらほらと舞いました。辺りは瑞梅寺川河畔の、桜並木道です。すでに葉はすべて枯れ落ちて、枯木立です。

 その情景を詠みました。


2022/12/13

ライフ 2022.12.13

 




日常も 非日常にも お赤飯

       玄米糯米 妙趣なりけり




玄米糯米お赤飯



『和歌の注釈』我が家では、一年中普通米の玄米と、玄米糯米お赤飯を食べている話は、当ブログ10月30日と12月03日に既述しました。特別めでたい日でなくてもです。

 

 普通米の玄米と玄米糯米お赤飯を、炊き上げと同時に急速冷凍して保存して、いつでも気が向いた時に、どちらかを食べれるようにしています。電子レンジの使用の方法によっては、ほぼ炊き上がりと同じくらいの状態になります。

 

 「妙趣」とは、チョットかしこまった表現ですが、風味も味わいも非常にすばらしい。言うに言われない美味しさ、醍醐味であるとの想いを表しました。

 健康への効能や栄養効果も、プチプチもちもち食感を味わえば、実感として身に染みてくる思いになります。その情景を詠みました。

2022/12/12

ライフ 2022.12.12

 




冬なかば 食卓彩る アスパラ菜




アスパラ菜(オータムポエム)



『俳句の注釈』この季節、一般的な冬野菜に加えて、ハウス栽培技術の発達等で、菜の花、わさび菜、水菜、etc 。名前も知らない、めずらしい野菜が産直市場(伊都菜採)で見られます。品目数も枚挙にいとまがありません。アスパラ菜もその一つです。
 
 根もの野菜、葉もの野菜と多彩な売場を、一つ一つジックリと見て回るのも、また一興です。果物も豊富です。花卉類も、それぞれの季節を如実に表現します。鮮魚等海産物も、またしかりです。釣りの寒ブリは、最高に美味です。

 アスパラ菜は、比較的新しい品種の野菜です。中国野菜の暑さに強い「菜心」(サイシン)と寒さに強い「紅菜苔」(コウサイタイ)を交配させてできた品種です。主茎を摘み取り、脇芽を伸ばしてその茎葉と花芽を食べる野菜です。別名:オータムポエム。露地栽培では春が旬です。

 食べ方は、料理の専門家ではありませんので、省略します。「おひたし」「炒め物」「パスタ」「煮物」と万能野菜です。

 今回、わが家は炒めて食べました。ほんのり甘く、風味と葉茎の食っ感が、アスパラガスに似ています。名前の由来もそういうことから、とのことです。

 その情景を詠みました。

2022/12/11

情景に一句 2022.12.11




向かい風 指先冷たし 夜明け前



『俳句の注釈』天気予報では、風速3m とありましたが、向かい風を受けて歩いていますと、頬と手袋をしている指先も、冷え切りました。

 06:30 a.m. ごろ家を出ました。今日の日の出は、07:12 a.m. です。夜明け前の情景を詠みました。

2022/12/10

今日のトピック 2022.12.10

 2022 年の「ノーベル平和賞」に想う




永年の 人権抑圧 迫害と

       闘う力に 光当てむとす



『和歌の注釈』2022年の「ノーベル平和賞」に永年にわたり、市民の自由、基本的人権を守る活動を続けてきた、ウクライナとロシアの人権団体と、旧ソビエトのベラルーシの人権活動家が選ばれました。

 ノーベル平和賞選考委員会(ノルウェーの首都オスロ)は、10月7日、2022年の「ノーベル平和賞」に

※ ウクライナの人権団体「市民自由センター」

※ ロシアの人権団体「メモリアル」

※ ベラルーシの人権活動家、アレシ・ビャリャツキ

を、選んだと発表しました。

詳細は省略します。

 永年にわたって権力を批判する権利や、市民の基本的人権を守ることを推進してきたとして選ばれました。権威主義体制の抑圧や迫害に立ち向かい、闘う力と勇気を認め讃えるものです。


 ロシアのウクライナへの侵略行為が、国際社会に投げかけた課題や問題は、計り知れません。ウクライナ、ロシア、ベラルーシそれぞれ、自由で開かれた社会、国家を求める道のりは険しいものがあります。

2022/12/09

情景に一首 2022.12.09

 



年の瀬を 縁起担ぐや 南天の実

        艶やか真紅に デコレーション



南天、別名:難を転ずる「難転」


花の少ない冬の山野でひときわ目立ちます。


『和歌の注釈』毎年12月に入り、クリスマス、年末年始にかけて、街のいたるところでイルミネーションが灯されますね。いわゆる、電飾によるデコレーションです。装飾は年々盛んになっている感もあります。

 ところが、古来より自然界には天然のデコレーションが存在するんです。そうです。写真の南天の実も、デコレーションを演出する一つです。

 晩秋から冬、そして初春にかけて山野で、街路樹、公園、一般家庭の庭などで、赤い実や黄色い実を鮮やかにつけている木を、よく見かけますよね。特に、寒い時期の花の少ないころ、赤い実で着飾っている木が目につきます。 

 南天は、日本人にとっては縁起物として、お正月の飾りにも、欠かせないものです。門松にも松、竹、梅とともに、南天の実は必ずそえられます。縁起を担いで、魔除け、火災除け、難を転ずる「難転」として、家の玄関脇や庭に植えられてきました。

 寒さが日増しに厳しくなるこの時期に、赤く艶やかに照らしてくれているように見えませんか?。その情景を詠みました。


 ナンテン(南天) メギ科、ナンテン属、低木、日本固有種です。種類が数種類あり、一部外来種。開花期は6~7月、10月頃一部紅葉します。結実期は11~12月。根、葉、実すべて薬用として、今も貴重な存在です。 


 植物の「天然デコレーション」に彩りする木々は、この他にもたくさんあります。その一部を(名前のみ)紹介します。

 クロガネモチ(黒鉄黐)。マンリョウ(万両)。センリョウ(千両)。ヒャクリョウ(百両)。ジュウリョウ(十両)。ナナカマド(七竃)。ハクサンボク(白山木)。ヒラカンサス。イイギリ(飯桐)。etc

2022/12/08

情景に一首 2022.12.08

 



凛として 月光冴えて 冬の空

        脳髄奥まで ひえて活性



コールドムーン


『和歌の注釈』12月8日 08:10 p.m. 撮影の今年最後の満月「コールドムーン」です。iphone13 で撮りましたので、画質はあしからずご覧のとおりです。さすがに、グーンッと冷えました。まるで脳髄の奥、隅々まで冷却されて、活性化したような気がしたものでした。その情景を詠みました。


 今日の月の出は、04:19 p.m. 月齢14.2 明日の明け方 06:34 a.m. に沈みます。今日は、火星が接近して見えています。年間一番の光度で、画質が良くないですが、よーく見てもらえれば、1時の地点約1cm のところに確認できます。

 月の出の時間帯は、雲がかかっていましたが、その後雲が消えてコールドムーンを見ることができました。


2022/12/07

情景に一句 2022.12.07


 

木枯らしを 冷たくおろす 井原山



井原山



『俳句の注釈』今日は、二十四節気の一つ「大雪(たいせつ)」です。暦の上では雪が降り始め、本格的な冬を迎える時期とされています。糸島地方では、雪こそ降りませんが、朝で6~7度、昼間で14~15度で、木枯らしが吹いて平年並みの冷え込みです。
 早朝のウォーキング中の冷たい風に、ふと、井原山を見上げると、まさに、「そこから吹き降ろしている。」という感慨になります。手袋をした指先が、ジンジンと冷たかったですねェ。その情景を詠みました。

 井原山は、標高982m で糸島市での最高峰です。私の主要なウォーキングコースの一つの瑞梅寺川の源流は、井原山の中腹にあります。その湧き水は同市唯一の水瓶「瑞梅寺ダム」にそそぎ込みます。

2022/12/06

今日のトピック 2022.12.06

 




栄光へ 険しき道の PK戦

      勝利の女神は 試練を与えた



『和歌の注釈』日本時間 6 日、カタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント 1 回線、日本 1(PK戦 1-3)1 クロアチア で日本は敗退しました。

 日本史上初の 8 強を懸けた壁は、敗れませんでした。選手たちの健闘をたたえます。今日のトピックの一首でした。

2022/12/05

ライフ 2022.12.05





 隠棲し こころ騒がぬ 師走かな



『俳句の注釈』今年の6月をもって第一線から引き、俗世間とまでは言いませんが、一般的な世間とは距離を置いて、静かに暮らしています。

 師走となると、なんとなく「急いでしなくてはならない事に追われる。」「せわしく立ち働くころ」というイメージがありますよね。実際に年の瀬に向けて、何かと忙しい時期です。

 

 当節は、そんな世間の喧騒から離れて、閑居な毎日です。その情景を詠みました。

2022/12/04

ライフ 2022.12.04

 




白菜の 重さに思う 師走の候




白菜


『俳句の注釈』冬も深まり、地元産の冬野菜も出そろいました。白菜やキャベツは朝晩の寒暖の差や気温が下がらないと、巻きは良くなりません。地元産が出始めたころは、売り場であれこれ持ち比べては、「うむーッ。まだ軽いなーッ。」とよくつぶやいたものでした。

 それが今ではどれも、ギュウッ。と緊密に巻いて、重くなりました。甘みも食感も最高です。通常の流通経路を経ていない産直野菜ならではの美味しさです。やはり、伊都菜採(JA糸島の産直市場)です。


 この重さを実感しては、「年も押し迫ってきたなーッ。」と思う今日この頃です。その情景を詠みました。



2022/12/03

ライフ 2022.12.03

 糯米も 玄米こそが 醍醐かな


糯米(餅米)


『俳句の注釈』伊都菜採(JA糸島の産直市場)に注文していた「玄米糯米」が、ようやく受け取れました。新米の玄米糯米を、一日千秋の思いで待ちわびていました。(ちょっと、おおげさですけど。)今回は、玄米のうるち米(普通米)も購入しました。いつもの生産者のお米です。

 わが家は、玄米のうるち米と玄米糯米を、一年通して食べています。玄米に関しては、10月30日の当ブログ、 エッセイ集【愛犬の寝言】3 で既述しました。玄米糯米と玄米うるち米を、炊飯後冷凍保存して、随時食べています。

 玄米糯米は、主に「お赤飯」にします。お赤飯以外の「おこわ」にすることもあります。時にはうるち米でも、「お赤飯」にします。


 玄米も、小豆(お赤飯)も、最初は健康のために、と始めましたが、玄米と小豆の栄養効果も、さることながら、とても味わい深く、食感もプチプチもちもちで、まさに醍醐味と言えます。

 そんなことを詠んだ一句です。

2022/12/02

今日のトピック 2022.12.02

 壁やぶる 二度目の奇跡の 明暗は

          数ミリ判定 VARなりけり



『和歌の注釈』FIFAワールドカップ・カタール2022  現地時間12月1日 グループステージ(GS)E組、日本はスペインに2-1で逆転勝利しました。史上初となる2大会連続の決勝トーナメント進出を決めました。

 日本時間2日、早朝の試合終了後から、何度も何度も、映像が繰り返し再生されていますので、詳細は省略します。

 注目のシーンは、後半3分堂安津の豪快なミドルシュートによる同点ゴール後、さらに3分後に、堂安のラストパスを三苫薫がラインぎりぎりで折り返し、それを田中碧 が押し込み逆転ゴールに成功しました。三苫薫がラインぎりぎりで折り返したシーンが、ゴールラインを割っていたかどうか、VARのチェックが行われました。3分後に、三苫の逆転ゴールのアシスト場面が、数ミリがラインにかかていると、認められました。

 物議を呼んだ場面の、「ゴールラインの数ミリ」の攻防が、明暗を分けました。その情景を詠みました。

 ブラボー!!


2022/12/01

情景に一首 2022.12.01

 伊都の路 吹きぬく風に 冷ゆる身は

        日増しに深む 冬にぞありける



『和歌の注釈』今朝は、この冬一番の冷え込みでした。風もやや強めに吹いていました。すっかり、散り落ちてしまった河畔の桜並木道を、冷たく吹き抜けます。日増しに深まる冬の早朝のことでした。その情景を詠みました。


 毎日のウォーキングには、ワイヤレスイヤホンか、ワイヤレスヘットフォンを使用して、音楽を聴いています。今年の6月までは、電車通勤での私個人としての、必須アイテムでした。

 今日聴いた曲は、Bach です。Johann.Sabastian.Bach のチェンバロ曲、「平均律クラヴィーア曲集」(前奏曲とフーガ)第1巻、第1番 ハ長調 BWV846~第 14番 嬰ヘ短調 BWV859。演奏時間:64.52分。後、自宅へ戻るまでの間、次のディスクへ移し、第15番 ト長調 BWV860~第24番 ロ短調 BWV869 を聴きました。Bach のチェンバロ曲も、私の歩く歩調によくマッチします。


 クラシック音楽では、例えばBachとMazartですと、バッハの生涯65歳で作曲した1,100曲の全曲。モーツァルトの生涯35歳で作曲した900曲の全曲。CDのデータをmp3形式で、メディアディスクにバックアップしています。バッハでCD156枚。モーツァルトでCD190枚。

 複数のメディアディスクに保管し、Microsoft One Driveのクラウドにも保管しています。それによって、メディアディスクをいちいち持ち歩くことなく、パソコン、タブレット、スマートフォン等で、何時でも、何処でも再生できます。


 今みたいに、Spotifi などの音楽配信サービスがないころでした。私も、Spotifi と amazon music の2つは利用しています。それぞれの、いいとこどりをしています。

 インターネット・ラジオも時々聴きます。海外からのクラシック音楽です。radio klassik stephansdom が好きですね。シュテファン大聖堂のミサの実況もよく聞きます。ウィーンからのライブです。

 クラシック音楽に関しては、今後時々触れていきたいと思います。

 

ライフ 2022.12.28 「手で文字を書く、筆をとる。」ということ。

  暮れ間近 万年筆の ペン先を         洗い清めて 歳納めかな              インクを、本体吸入式 『和歌の注釈』インク吸入式の万年筆のメンテナンスで、ペン先、ペン芯に加えて吸入部(インタンク)も含めて洗浄しました。  この暮れは、仕事納めもありませんので、...