湯豆腐の めがねを曇らす ふわっと湯気
『俳句の注釈』昨夜は、湯豆腐を食べました。温かい豆腐と柚子の薬味がマッチします。白菜とかの野菜も美味しさを彩ります。
私は、元来豆腐といえば、木綿豆腐の硬さが好みでした。若いころ、妙にこだわって近隣の豆腐屋さんを訪ねては、「こだわり」の豆腐を探し廻ったことがありました。そんな中の一軒に「これだ!!」という豆腐がありました。
その豆腐屋さんの店主がいうには「床に落としても崩れませんよ!」という究極の木綿豆腐でした。私は、喜び勇んで買って帰りました。
と、ここまではよかったんですが、肝心なことをひとつ説明しておく必要があります。実は、かみさんが子供の頃から、豆腐といえば「絹豆腐」と育ってきているんです。もともと、私が豆腐の硬さにこだわっていることに、不評だったんです。
結局、2度程買って鍋料理とかに使いましたが、いかんせん、わが家の力関係で「木綿豆腐」の使用は却下されました。
以来、わが家で豆腐といえば「絹豆腐」が定着して30数年になります。私も、スーパーとかに買い物に行っても、何の迷いもなく「絹豆腐」に手を伸ばします。
そんな我が家の、豆腐にまつわる一句でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿