吹く風に ミズヒキゆれて 藪の中
ミズヒキ(水引) |
『俳句の注釈』水源地近くの集落のそばの茂みで、見つけました。線のように細くて長い花径が、小さな赤い花ビラをつけて、風にゆれています。
ほかの草木にまぎれて、ようく見ていないと、見落してしまうくらいです。ひっそりと、です。その情景を詠みました。
ミズヒキ(水引)タデ科、イヌタデ属の多年草(冬落葉)です。日本固有種です。花期は8月~11月。ミズヒキの名前は、上から見ると赤、下からは白く見えることから、贈答品に飾りとして付ける紅白の水引に、なぞらえたことに由来します。
約40センチ程の花茎に、小花がまばらに咲いています。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿