2022/11/14

道すがら 野草と一句 2022.11.14

 吹く風に ミズヒキゆれて 藪の中


ミズヒキ(水引)

 『俳句の注釈』水源地近くの集落のそばの茂みで、見つけました。線のように細くて長い花径が、小さな赤い花ビラをつけて、風にゆれています。
 ほかの草木にまぎれて、ようく見ていないと、見落してしまうくらいです。ひっそりと、です。その情景を詠みました。
 
 ミズヒキ(水引)タデ科、イヌタデ属の多年草(冬落葉)です。日本固有種です。花期は8月~11月。ミズヒキの名前は、上から見ると赤、下からは白く見えることから、贈答品に飾りとして付ける紅白の水引に、なぞらえたことに由来します。

約40センチ程の花茎に、小花がまばらに咲いています。



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