冬ひなた とげが輝く 野アザミの
むらさき頭花も 凛と映えけり
野アザミ(野薊) |
孫の要望で、和歌の解説をします。
初冬の日が差す野辺に、その陽光をあびてアザミが咲いています。アザミといえば、だれでも、ギザギザのトゲを連想しますよね。その葉のトゲが陽光で、際立っています。紫色のトゲみたいな花びらも、パッと放射状に、四方八方に開いています。凛として、まるで何かを主張するようにです。という様子を詠みました。感じ方には、個人差があります。
日々の、よしなしごとを書きつけます。 木々の新芽が芽吹く、眩しい新緑の春。にわかに立ち込める霞は、見通しを悪くし、山の稜線も白くするなり。 灼熱の太陽と、紺碧の夏の海。手にすくえば、透明なり。 秋、木々の葉は緑の色素を分解し始める。同時に、鮮やかな赤や、黄色に染めあげる。そして、数日で散り落ちるなり。 冬、気温は下がり、空を舞う雪は里を白と黒の単色の世界に変える。その舞う雪も、手のひらの上では、一瞬に消えるなり。 幾多の無常、空虚なりけり。
暮れ間近 万年筆の ペン先を 洗い清めて 歳納めかな インクを、本体吸入式 『和歌の注釈』インク吸入式の万年筆のメンテナンスで、ペン先、ペン芯に加えて吸入部(インタンク)も含めて洗浄しました。 この暮れは、仕事納めもありませんので、...
0 件のコメント:
コメントを投稿