2022/11/18

和製ハーブに一首 2022.11.18

 クサギの実 紅紫の ガク纏い

        熟す藍色 異彩放ちて



クサギ(臭木)の実



『和歌の注釈』初冬の雑木林の中で、スペードのような大きな葉を付け、実も意表を突くような形と色合いです。あまり一般的には知られていませんが、クサギ(臭木)は和製ハーブのひとつです。通りかかったら、すぐ目につきます。そのくらい、個性的な雰囲気です。その情景を詠みました。

 クサギ(臭木)はシソ科の中高木、落葉樹です。若葉は食用(和製ハーブ)、果実は染料、根は薬用と、最近は一般的に利用は少ないようですが、かつては、多方面に重宝されたようです。私は、食べたことはありませんが。
 夏から秋にかけて白色、ピンク色や赤みがかったピンク色の花が咲きます。




今は、赤い萼が反り返って開いています。



春に芽吹く新芽や若葉は和製ハーブとして利用されます。



 


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