「新米に一句」2022.10.30
新米が 醸し出したる 豊穣香
玄米(ミルキークイーン) |
「新米」を買ってきました。「伊都菜採」JA糸島の産直市場です。新米の出回る時期は、地域と銘柄によって異なります。私が住まいする地域でいう「新米」の時期は、今です。
と、素人の私が確信をもって言い切るのは、日頃、ウォーキングや生活の中で、収穫までの過程を見ているからです。5月下旬頃から苗床ができて種まき、苗が成長。6月に田んぼに定植、田植えします。圃場での成長、そして刈取り。
今シーズンは特に、つぶさに、観てきました。ウォーキングで足を伸ばすときは、糸島平野の上へ歩を進め、「伊都国」の王墓古墳と目される古墳群のある近くまで歩きます。ウォーキングでたまたま距離を稼いでいるだけですから、別に立ち寄って墓参まではしません。
言い換えれば、約2000年前に繫栄した、とされる「伊都国」の目抜き通りを歩き回っていることにもなりますね。今はこの地方きっての稲作の穀倉地帯です。
日々、成長具合、黄金色への実り具合等を観ながら、歩いていました。ことのほか、今年の新米が出回るのは、待ちどおしく思いました。
ところで、我が家で買い求めた新米は、「玄米」の状態の米です。今回の銘柄は「ミルキークイーン」です。ミルキークイーンは、ややもち米に近い品種です。玄米を食べるようになって、十数年になります。
一番の理由は、穀物類の中で「低GI値」食品の代表格であることです。GI値 Glycemic Index(グリセミック・インデックス) は食品に含まれる糖質の吸収度合いを示し、食後血糖値の上昇度を示す指標のことです。ここでは、詳細に触れることは、省きます。
白米と玄米のGI値は、最大値100表示で「白米88」「玄米 55」です。ちなみに、食パンとフランスパンは95、餅とうどんは85、じゃがいもは90
です。
もみ殻だけを取り除き精米されていないお米ですが、栄養のつまった胚芽や、ぬか層が丸ごと残っています。なによりも、ビタミン、ミネラル、植物繊維などが豊富に含んでいます。
我が家では、「玄米モード」を備えた炊飯器で炊いています。そして、一食 140g にパック詰めにして冷凍保存します。それによって、いつでも炊き立ての食感が味わえます。一窯8合単位で炊きます。一窯は普通の「玄米ご飯」。一窯は「玄米お赤飯」にします。それぞれのご飯を、味わいます。美味しいですよ。
もち米の収穫は、この辺はもう少し後ですが、「もち米の玄米」も年間通じて食べます。これは主に、「もち米玄米お赤飯」にします。これがまた、味わい深く最上に美味です。
最初、伊都菜採で「もち米を玄米で、お願いします。」と予約注文した時、「えーッ!?もち米を玄米で、ですか??」と目を白黒して、驚かれたものでした。
今の段階でここの地域で、刈取りが終わっていない稲は、もち米です。これもまた、待ちどおしいですねェ。
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