2022/10/19

情景に一句 2022.10.19

 極まりて 今にも落ちるか 桜紅



瑞梅寺川河畔の桜紅葉

 

 瑞梅寺川の河畔は、桜の名所です。ソメイヨシノの並木道は、この時期葉が赤や、橙色、黄色が混ざり合ったきれいな色合いを、見せてくれます。



稲刈り後 耕す田んぼに 鷺群れる



刈り取り後の田んぼは、野鳥の貴重な獲物の狩場となります。

 

 稲刈りが終わると、圃場によっては、速やかに耕して、次の作物栽培の準備に入ります。刈取り中のコンバインや、刈り取り後耕すトラクターの後を、ついて回ったりして、落穂や、カエル、昆虫等を競って狙っている様子を、見かけることがあります。



刈り取り後 稲わら集めて ラッピング 



稲刈り後、速やかにラッピング

 

 以前、牧場の風景には塔型サイロがありましたよね。今はほとんど、サイロなどありません。残っていてもほとんど使われていないと思います。

 見ての通りの円筒形の「ラップサイロ」といいます。これが、塔型サイロそのものの働きをするんです。

 これは、刈取りした稲わらを速やかにラッピングして、乳酸発酵を促して、「サイレージ」という牛のエサを作ります。「速やかにラッピング」というのが大切で、放置していると、稲わらが枯れたり、腐敗してしまうんです。そうなると、牛達はそっぽを向いて、食べてくれないそうです。

 一定の期間置くと(期間は牧草の種類によって違います。)発酵が安定して出来上がります。

 私の、時々変える散歩コースにも、このラップサイロを、積み上げて保管している所があります。そばを通ると、芳香な香り(かぐわしい香り)がします。「うーむ。良い仕上りだなーッ!。」と、感心しながら通っています。

 このサイレージの話は、今はもう代が変わりましたが、私が少し若いころ、ある牧場主から聞いた話です。



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